TOPICS

最新トピックス

神戸市の取り組みから、"神戸らしさを守り、創る"プロジェクトなどを紹介いたします。

手厚い研修と3人体制が、新規採用者の不安を自信に変える

安心して神戸市職員の一員となり、自分らしいキャリアを描ける職場

新たな環境に飛び込む時、誰もが期待と共に不安を抱いています。神戸市役所では、その不安を和らげ、一人一人の成長を後押しする仕組みが整えられています。入庁前の顔合わせから、複数の先輩が新人に寄り添う体制、経験や興味に応じて選択できる充実の研修を通し、個々にあったキャリアを安心して描けるサポートに携わる2人にお話を伺いました。

K.Y.

行財政局 職員研修所 係長 平成29年度入庁【大学卒・総合事務】

K.Y.さん

西区役所保健福祉部健康福祉課、教育委員会事務局教職員課、健康局地域医療課を経て、令和7年度より現職。趣味はパン屋めぐり。同僚におすすめのお店を聞いて、市内店舗を中心に巡っている。

T.T.

行財政局 職員研修所 令和3年度入庁【大学卒・総合事務】

T.T.さん

民間企業に5年勤めた後に入庁。中央区役所保健福祉部健康福祉課を経て、令和6年度より現職。趣味はサッカー観戦で、ヴィッセル神戸を家族みんなで応援中。

Q入庁者の研修の流れ#1

入庁が決まってから、どのように研修を受けていくのでしょうか。

K.Y.さん

神戸市役所では、 2月頃の採用予定者交流会で、入庁前に同期同士でグループワークをする顔合わせの機会を設けています。そして4月の入庁後、配属先を決める前に約3週間の新採研修を行います。ここでは神戸市職員として身につけておきたいことなど、基礎的なことを中心に学んでいきます。この研修期間中に配属先が決定し、以降は職場でのOJTに加え、6月頃のフォローアップ研修、秋の2部研修、冬の3部研修と、年間を通じて研修を行っています。

3週間の研修というのはかなり手厚いですね。

T.T.さん

いきなり配属先に送り出すのではなく、まずは土台を整えてから、という考え方です。新採研修は2つのパートに分かれていて、例えば地方公務員法のようなインプットしておくべき知識は各自がe-ラーニングで学んでもらい、コミュニケーションを取りながら主体的に学んで欲しいパートは研修所に集合してグループワークを行なっています。人数が多いので、グループを分けて入れ替えながら行うなど、工夫しながらやっています。

K.Y.さん

同僚や先輩とのつながりを形成し、自然となじんでもらえる雰囲気づくりにも注力しています。本格的な配属前に、決定した配属先で1日過ごしてもらう日も設け、一緒に働く先輩の顔や職場の雰囲気を事前に知ってもらいます。また、今後の働き方をイメージしやすくするための先輩職員との座談会もありますよ。他にも、市役所業務に限らない、ビジネススキルを身につける研修もあります。比較的最近始まったのが、レジリエンス研修ですね。ストレスや困難に直面したときにいかにして行動や気持ちを立て直すのかなど、柔軟な対応力を育み、仕事との向き合い方を学ぶための研修です。

Q新しく入庁した人をどう受け入れている?#2

業務や雰囲気に慣れるまで、不安な方も多いと思います。どんなサポート体制がありますか?

T.T.さん

新しく入った職員には、各配属先で指導者とサポーターの2名がつきます。指導者は業務を教える役割、サポーターは年次の近い先輩で、身近な相談相手です。それに加えて、メンター制度も導入しています。メンターは、自分の所属とは別の部署で、年次が少し上の先輩です。

別の部署の先輩がつくのはどうしてですか?

T.T.さん

所属内だと、「こんな初歩的な質問をしてもいいだろうか」など、かえって相談しづらいこともあると思います。その点、他部署のメンターには、少し先のキャリアのことも含めて、気軽に相談することができます。僕たちはこれを「斜め上の関係」と呼んでいます。所属内では指導者とサポーター、そして斜め上のメンター。3人が新人を支える形になります。

K.Y.さん

制度を利用する前には 、メンタリングの進め方を学ぶ研修を受けてもらっています。メンター制度は、新卒の方は必須、そして社会人経験者の方は希望制です。所属や希望に応じてマッチングを行なっていて、社会人経験者の方は、自身と同じく経験者採用で入庁した方をメンターに希望される方が多いですね。少し先のキャリアを思い描きやすくなるという声もいただいています。また、メンター制度を数年やってきて、かつて新人としてメンターに支えられた職員が、今度は自分がメンターになるという循環が生まれ始めているところです。支えてもらった経験を持つ人が組織に増えていくのは、とても心強いことだと思います。

Q転職者に向けたサポートは?#3

即戦力を期待され、プレッシャーに思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

K.Y.さん

「転職者であっても、神戸市役所の職員としては1年目」という考え方があり、入庁後は新卒・転職者を問わず、まずは職員として身につけて欲しいことを学んでいただきます。2年目以降は、基本的な研修に加えて、各々の磨きたいスキルや興味の方向に合わせた選択制の研修も用意しています。コミュニケーションスキルや調整力、予算や契約などの知識を得られる研修 のほか、DX研修や、他府県が実施している研修を受けることもできますよ。

T.T.さん

予算や契約にまつわる実務的な研修は配属先が変わっても役立つスキルなので、新卒・転職者を問わず、特に大切にしています。神戸市はおおむね 3~5年で異動があり、異動先で未経験の業務の担当となることもあります。だからこそ、どの部署にいても、業務を遂行する上で土台となるスキルを最初の段階で得ていることが、新しい部署の仕事への理解を助けてくれるはずです。

K.Y.さん

実務的な研修は業務への解像度が上がりますよね。転職者の方にとっても、市役所ならではの業務の基盤となるスキルをはじめに得ていることで、所属部署によって必要となる専門的な知識や スキルを深めるスピードが違ってくると思います。

Q主体的にキャリアを築く#4

多様な研修で手厚いサポートがある一方、自分から動く余地もありますか?

T.T.さん

まさに、主体性を大切にしているのが「神戸市らしさ」だと思っています。支えるスタンスも「引っ張る」よりも「後押しする」が近く、「やってみたい」「学びたい」という気持ちに応える制度も充実しています。

K.Y.さん

例えば、一級建築士などの資格取得も支援の対象なんですよ。また、市政へ還元できる課題研究を目的に、職務として大学院に入学して学べる大学院派遣研修(応募要件あり)もあります。ジェンダーに関する課題や空き家対策など、関心に応じて学びの内容はさまざまで す。

最後に神戸市役所を就職・転職先に考えている方にメッセージをお願いします。

T.T.さん

研修講師の方にも、グループワークに取り組む姿勢が前向きで積極的と言っていただけることが多いです。神戸市は先進的と言っていただける気風があるのも、小さなことから自分で考えて行動できる職員が多く、それが新たな施策に次々と挑戦できる理由の1つではないでしょうか。e-ラーニングやOJT、メンター制度、スキルアップ研修など、受け入れ体制と個人のキャリア形成を応援する仕組みを整えていますので、まずは安心して飛び込んでいただきたいですね。悩みや喜びを共有できる同期や、気軽に相談できる先輩がすぐそばにいる環境なので、1人で抱え込まずに仕事に取り組んでいただけると思います。

K.Y.さん

そして、安心できる環境の中で、ぜひ主体的に挑戦してほしいと思います。神戸市役所には、神戸出身ではない人もたくさんいます。いろんな経験やスキルのある人が集まり、ビジョンは共有しつつも個々の新たな発想で、さらに進化していく神戸を一緒に作っていけるとうれしいです。支えられながら自分らしいキャリアを描いていける。そんな環境で、一緒に働けるのを楽しみにしています。

ありがとうございました!

他の記事を読む