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神戸市の取り組みから、"神戸らしさを守り、創る"プロジェクトなどを紹介いたします。

なぜ働きやすい?休暇・福利厚生制度の仕組みに迫る。

どの職員も、安心して気持ちよく働けるように。 それが、市民サービスへとつながっていく。

神戸市民の暮らしを支える、2万人以上もの職員たち。その一人ひとりにも、それぞれの生活があり、あらゆる事情を抱えています。すべての職員が、安心して、気持ちよく働ける環境づくりは、その先にある市民の暮らしの豊かさにつながっていく。そんな想いのもと、神戸市役所の福利厚生や休暇制度をよりよいものにしたいと取り組む2人の職員に、特長的な制度や神戸らしさについて話を聞きました。

T.M.

行財政局厚生課 係長 平成19年度入庁 [大学卒・総合事務]

T.M.さん

中央区役所でまちづくりを2年間、給与課で6年間、企業誘致を2年間、係長になってからは、都市プロモーションや移住促進を2年間。産休・育休を経て、総務や企画、経済政策などを担当。現在は行財政局厚生課の係長(共済組合の企画係長)として、医療保険や年金といった社会保険の経理や総務、一部福利厚生制度の企画・広報を担当している。 趣味はインドの古典舞踊「カタック」。

Y.M.

行財政局給与課 令和2年度入庁 [大学卒・総合事務]

Y.M.さん

入庁後は2年間、水道局経営企画課にて総務や経理を担当。その後は行財政局給与課に移り、休暇制度や在宅勤務、フレックス制度といった職員の働き方に関する制度の事例研究・改善などに取り組んでいる。 趣味はサウナ。

Q神戸市の特長的な休暇制度は?#1

年次有給休暇をはじめ、休暇制度はワークライフバランスという面で働きやすさに大きく影響する部分かと思います。神戸市役所の休暇制度として特長的なもの、職員から評判のよい制度について教えてください。

Y.M.さん

お子さまがいるご家庭や、介護が必要な家族がいるご家庭の場合、必要なときに休みを取れるかどうかは、生活に直結する問題ですよね。そうでなくても、「自分のライフスタイルに合わせて休みを取れる」という安心感は、業務のモチベーションも高めてくれます。神戸市役所では、それぞれの都合に合わせて休暇を取れるように、さまざまな制度を用意しています。

1日、半日、1時間単位で利用できる「年次有給休暇」

神戸市役所の年次有給休暇は、1年間に20日。一般的に、初年度は少なく、段階的に付与していくという制度が多いなか、神戸市役所では初年度から20日まるまるもらえるというのが特長です。使い切れない場合は次年度に繰り越せますし、取得率も高めです。さらに、1日単位で取得できるのはもちろん、半日単位、1時間単位でも取得できるのが大きなポイント。好みやライフスタイルに合わせて、好きなように組み合わせて利用できます。ちなみに、別枠で年間5日の夏季休暇もあります。合わせると年間25日の休暇となりますね。

勤務時間を自由に設定できる「フレックスタイム制」

総勤務時間の範囲内で、始業・終業時間や1日の勤務時間を自由に決められるフレックスタイム制。これは厳密にいうと休暇制度ではありませんが、柔軟な働き方を後押しする制度、育児や介護との両立に向いている制度として、とても人気のあるものです。たとえばこどもの送迎時間に合わせて始業時間を後倒しにする、もしくは終業時間を前倒しにする。そんな風に、ライフスタイルに合わせて働き方をアレンジしています。

小学校3年生まで使えるようにした「育児部分休業」

利用した分給与は減りますが、国が定めた制度として、未就学児を育てる職員が1日合計2時間までの休業を取ることができる「部分休業」というものがあります。たとえば神戸市役所の一般的な勤務時間は午前8時45分から午後5時30分までですが、それを午前9時から午後4時、午前10時から午後5時などに変更できるものです。神戸市役所はこれを小学3年生時まで使えるよう、「育児部分休暇」という独自の休暇を創りました。民間でも時短勤務の利用は未就学児までとする企業が多いなか、非常に喜ばれている独自制度です。

小学校6年生まで使えるようにした「子の看護等休暇」

子育て中の職員には、年次有給休暇に加えて、こどもの病気や予防接種、学級閉鎖など、こどものケア全体に使える「子の看護等休暇」も付与されます。こどもひとりあたり年間で5日、最大10日まで取得できます。こちらも、国の制度ではこどもが小学3年生までとされていましたが、神戸市役所では独自に小学6年生まで利用できるように拡大。さらに1日単位だけでなく半日、1時間単位で取得できるようにしています。

Q神戸市の特長的な福利厚生制度は?#2

福利厚生面でも、神戸市役所で特徴的なものってあるのでしょうか?

T.M.さん

はい。職員が元気に前向きに働けるように、福利厚生面でもいろいろな制度を設けています。なかでも「ぜひ知っていただきたい!」と考えている3つの制度をご紹介します。

独自の追加メニューに注目「神戸ベネフィット・ステーション」

民間企業などでも利用されている「ベネフィット・ステーション」という福利厚生サービスがあるのですが、神戸市役所でもこれを取り入れ、さらに独自の追加メニューをプラスしています。若い方に人気なのは「映画補助」です。年間合計6回分の利用が可能で、1回につき1,300円分の補助が出るので、例えば1,800円の映画ならワンコインで観ることができます。しかもこの「ベネフィット・ステーション」のサービスは2親等の家族まで利用できるので、職員のご両親、配偶者、お子さま等も対象です。うれしいですよね。また「神戸フリーチョイスプラン」という、神戸市役所が以前から続けてきたこだわりのサービスもあります。これは毎年9,000円相当のチケットが付与され、100種類ほどの商品や体験などと引き換えることができるというもの。神戸ビーフやスイーツ、図書カードやホテルの食事、テーマパーク、スポーツ観戦、観劇など使い道はさまざまで、毎年ニーズに合わせて更新しています。

趣味の仲間と楽しむ「サークル活動」

神戸市役所には、体育会系で22、文科系で9つのサークル活動があります。部員数は多いところで70人以上、小さいところで10人近くですが、規模にかかわらず、毎週の練習から、全国大会、年1回のライブ発表会を目指すなど活動はさまざまです。サークルが主催して、局対抗職員大会や、職員向け教室も開かれているんですよ。職種や年齢という垣根を超えて、趣味でつながる仲間同士で集まり、活動やコミュニケーションを楽しんでいます。「仕事以外にも生活のなかに楽しみが欲しい」と感じたら、気軽に顔を出して参加してみてほしいと思います。

利用しやすい「職員用宿舎」

実は、神戸市役所には職員用の宿舎があり、希望に合わせて選ぶことができます。ひとつ目が「待機宿舎」。市役所本庁舎からのアクセスもいい中央区の消防署の上階にあります。研修を受けていざというときに災害対応をしてくれる職員であれば、約3年間利用できます。ふたつ目は「借上宿舎」。民間の賃貸住宅を借り上げて提供するもので、神戸市役所が指定する業務や活動に参加することを条件に入居することができます。現在は災害対応を条件とした借上宿舎を長田区に設けています。どちらも実家などからの距離や年齢に関わらず、空きがあれば入居可能。遠方からの採用の方や、生活費の負担を少しでも抑えたい方にも喜ばれています。なお、令和8年4月より、地域活動への参加を条件とした借上宿舎を西鈴蘭台に新設予定です。

Qあなたが考える神戸らしさとは?#3

神戸市役所ならではの休暇制度や働き方、福利厚生制度などがたくさんありましたね。

Y.M.さん

そうなんです。神戸市役所では、職員が働きやすい環境をつくるために、新しい制度をどんどん取り入れて改善していくという風土があると思います。だからどんどんほかの自治体にはないような制度が生まれていますし、実際に視察にもたくさん来られています。最近ではデータを利活用して制度をデザインしたり、kintoneなどのデジタルツールを活用した効率的な制度運用をしたりしているので、そういった部分も注目されていると感じています。

T.M.さん

私自身も子育て中なのですが、神戸市役所の休暇制度や働き方は、生活に柔軟にフィットするように考えられているなと実感しています。「こどもの保育園送迎などのために、5分や10分必要なだけで2時間の時短勤務や1日の休暇扱いになる」というママ友もいますが、神戸市役所なら「フレックスタイム制」や「育児部分休業の15分単位取得」、「年次有給休暇の時間単位取得」などの制度を工夫して利用することができるので、本当に助かっているんですよね。

Y.M.さん

未就学児までの「育児部分休業」を小学3年生まで使える「育児部分休暇」を新設したのも、職員の声をかたちにしたものでした。このように、国の制度をベースにしてよりよいものにしていくこともあれば、まったくのゼロから考えることもあって。そうしてつくり上げた制度を皆さんが使ってくれて喜んでくれている姿を見るとやりがいを感じますし、そういうやりがいを感じられるのも、神戸市役所のこの風土があってこそだと思います。

T.M.さん

つねに自分で考えて、議論して、よりよい方に変えていくという空気感が神戸らしさですよね。神戸市役所は「挑戦する風土」を大切にしているので、「ここは変えた方がいい」「やってみたい」と思ったら、上司もみんなで一緒に考え、後押ししてくれる。もちろんそのためには、職務や制度、過去の経緯についてしっかりと学ぶことも重要です。特に若手職員の意見や提案が求められる場面も多いので、そういう意味でも早くからやりがいを持って働くことができるのではないでしょうか。現在の私たち(給与課や厚生課)の仕事は、いわば縁の下の力持ち。前線で市民のために働くというものではなく、現場で働いている職員やその家族が安心して生活できるように、充実した生活を送れるようにそっとサポートすることで、よりよい市民サービスの土台づくりをしているんです。この仕事のそういうところが好きなんですよね。

ありがとうございました!