神戸市でのワークスタイルについて説明いたします。
働き方改革
人材育成
人事制度
勤務条件・福利厚生
神戸市の働き方改革の推進
働きやすい市役所が暮らしやすいまちをつくる
神戸市役所では、徹底した市民目線で手続きの簡素化やICTを活用した業務の効率化を進め、
それによって生み出された時間やマンパワーを、より付加価値の高い業務に充てることにより
市民サービスの質の向上に繋げていきます。
フレックスタイム制
柔軟な勤務形態の選択を可能にするフレックスタイム制を導入。
フレックスタイム制の利用により、始業時間を午前7~10時、終業時間を午後3時~午後10時までの中から自由に選択することができます。
地域貢献応援制度
職員が、自身の知識・ノウハウ等を活かして地域の課題解決に向け取り組むことなどを目的に、社会性・公益性の高い地域貢献活動に、報酬を得て従事する場合の取扱いを独自に定めました。
育児休業取得の推奨
育児休業に関する職員の不安や疑問、取得の意向などを上司が聞き取り、アドバイスを行うことで、性別にかかわらず誰もが気軽に育児休業を取得できる職場環境づくりに取り組んでいます。
上司による仕事と子育ての両立支援
子どもが生まれる職員が、職務における能力発揮・キャリア形成と家庭における子育てとの両立をデザインできるように、上司が当該職員を積極的に応援する取り組みです。
研修制度においては、OJT・Off-JT・自己啓発の3つの取り組みを効果的に進めることで、
職員の能力向上・能力開発・仕事に対する意欲の醸成を図っています。
新規採用職員については、研修期間を十分に確保し、職員としての基礎的なスキルの向上や職務内容に応じた研修・OJTによる早期育成に取り組んでいます。 また、職員の知識や能力を向上させるため、時間や場所を選ばない学習管理システム(LMS)を利用したeラーニングを導入しています。
直属上司がOJT指導者となり、実務経験を通して人材育成を行います。また、職場の先輩職員が「新採サポーター」となり、仕事の上での様々なサポートを行うほか、職場外の先輩職員である「メンター」が仕事や生活全般に関する助言や支援を行います。
神戸市では、各種資格の取得や、語学・パソコンスキル・ビジネススキルの学習など、仕事に役立つ自己啓発に対して幅広く助成しています。特に下記の資格の取得に対しては、手厚く助成しています。また、重点助成対象資格は随時拡充しています。
重点助成対象資格
一級建築士、二級建築士、建築基準適合判定資格者、構造設計一級建築士、建築設備士、技術士、技術士補、1級土木施工管理技士、コンクリート診断士、コンクリート技士・主任技士、土地区画整理士、橋梁診断士、1級電気工事施工管理技士、1級管工事施工管理技士、電気主任技術者、エネルギー管理士、公害防止管理者、 環境計量士、1級造園施工管理技士、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師、IELTS6.0以上、HSK4級以上、介護支援専門員、公共工事品質確保技術者、下水道技術検定、公園管理運営士、樹木医、建築物石綿含有建材調査者、建築物環境衛生管理技術者、デジタルアーキビスト、応用情報技術者、ITストラテジスト、システムアーキテクト、プロジェクトマネージャ、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、ITサービスマネージャ
採用直後の研修イメージ
基本的にはいくつかの特定分野で深い知識と経験を得られるような配属を行うことで、一定の分野に強みを有する行政のプロフェッショナルを養成します。一方で、一定の専門領域においては、長期間在籍するスペシャリストの養成を進めます。また、新規採用職員については、新規採用の配属時及び採用後初の人事異動で本庁及び出先機関・区役所の両方を経験することで、基本的な業務知識や現場対応力を早期に習得することを目指します。さらに、職員の能力開発、意欲向上を図るため、意向調査フォローアップ面談、庁内インターンシップ制度、庁内フリーエージェント制度、庁内公募制度、専任職制度などを設けています。
配属例(ゼネラリスト)
3年
区市税課
3年
交通局総務課
2年
行財政局人事課
3年
神戸市民文化振興財団
4年
企画調整局デザイン都市推進室
3年
教育委員会事務局総務課
2年
区まちづくり課
2年
こども家庭局こども未来課
配属例(スペシャリスト)
2年
港湾整備局計画課(港湾事業担当)
4年
みなと総局工務第1課
4年
みなと総局計画課(臨海部・産業用地担当)
2年
国土交通省(派遣)
4年
みなと総局計画課(臨海部・産業用地担当)
2年
みなと総局振興課(物流事業担当)
2年
みなと総局計画課(港湾事業担当)
2年
区まちづくり課
2年
港湾局ウォーターフロント再開発推進課
係員から係長へは、日ごろの勤務状況をふまえた実力本位・人物本位の評価により昇任していきます。昇任の時期は、最短で、大学卒で採用後9年目(大学院卒は7年目)、高専・短大卒で12年目、高校卒で15年目です。経験者採用の採用者は、職務経験年数に応じ、昇任時期が早くなる場合があります。
係員
係長
課長
部長
局長
職員が自らの成長を実感しながら、仕事に対するやりがいを高めていくために、組織が求める役割を認識した上で、一人ひとりがキャリアプランを形成していくことが重要です。そのため、組織としてキャリア形成に向けた研修の実施やスペシャリストの養成を目的とした複線型人事制度の導入などにより、職員の自己実現を支援していきます。
庁内公募制度
職員が持つ種々の能力を適材適所で活用・育成することを目的に、対象業務と職員を募集し、配属を決定する人材育成制度です。
庁内フリーエージェント制度
職員の有する意欲・能力を直接職務に反映させるため職員が庁内の全部署の中から希望の部署への配属について、自身で立候補をすることにより決定できる制度です。
専任職制度
職員が自身の適性に合った分野において能力・資質を存分に発揮するため、特定の分野・業務に精通したスペシャリストとして対象分野内に長期間在職して勤務できる制度です。
意識調査フォローアップ面談
職員の異動希望や配慮事項をよりきめ細かく把握することを目的に人事課が若手職員を中心に職員一人一人と面談を実施しています。
企画調整局デジタル戦略部
平成25年度入庁[大学卒・総合事務]
(※令和3年度時点)
谷 紘一郎
TANI KOICHIRO
※民間企業等への派遣制度利用者
他自治体との人脈が広がり、
神戸市を外から知る機会に
クラウド型の業務改善システム「kintone」を販売しているサイボウズ社に1年間派遣され、自治体向けの営業に携わりました。ITに関わる仕事にも全く無縁で、営業も初めての経験だったので苦労の連続でしたが、単に業務改善に関する知見を深めるだけでなく、他自治体との人脈が広がり、また神戸市のことを外部から客観的に知る機会にもなり、得難い経験でした。
見知らぬ世界を経験、
ステップアップできるチャンス
派遣前の職場は、こども家庭局こども企画課で庁内の調整や予算の管理などを担当するなど、ITとは全く無縁の業務を担当してきたので、異動の打診があった時には寝耳に水状態でした。ただ、民間企業で働ける経験は自身をステップアップできるチャンスととらえチャレンジしようと思えました。 任されたのは自治体向けの営業だったので、kintoneの導入を検討している自治体が感じる不安や、課題について同じ自治体の職員として共感できるという強みを活かしながら、営業活動を行うことができました。
派遣前の職場は、こども家庭局こども企画課で庁内の調整や予算の管理などを担当するなど、ITとは全く無縁の業務を担当してきたので、異動の打診があった時には寝耳に水状態でした。ただ、民間企業で働ける経験は自身をステップアップできるチャンスととらえチャレンジしようと思えました。 任されたのは自治体向けの営業だったので、kintoneの導入を検討している自治体が感じる不安や、課題について同じ自治体の職員として共感できるという強みを活かしながら、営業活動を行うことができました。
業務改善の支援にさらに
力を尽くしたい
自治体向けの営業活動を行う中で、神戸市のさまざまな取組みについて逆に尋ねられることも多くあり、それだけ神戸市が新しいことに挑戦し、注目されている自治体なんだなと確認することができました。現在は、サイボウズ社で培ったkintoneのノウハウを活かし、神戸市役所の業務の効率化に役立てています。今後は他のICTツールについても学びながら職員の負荷を軽減する提案ができるよう業務改善の支援に力を尽くし、それがひいては市民サービスの向上につながればと考えています。
自治体向けの営業活動を行う中で、神戸市のさまざまな取組みについて逆に尋ねられることも多くあり、それだけ神戸市が新しいことに挑戦し、注目されている自治体なんだなと確認することができました。現在は、サイボウズ社で培ったkintoneのノウハウを活かし、神戸市役所の業務の効率化に役立てています。今後は他のICTツールについても学びながら職員の負荷を軽減する提案ができるよう業務改善の支援に力を尽くし、それがひいては市民サービスの向上につながればと考えています。
企画調整局デジタル戦略部
令和元年度入庁[大学卒・総合事務]
(※令和3年度時点)
鷺森 弘一
SAGIMORI HIROKAZU
※庁内公募制度利用者
膨大なアナログ作業から
職員を解放したい、と応募
入庁後配属された須磨区まちづくり課では、選挙や防災、統計調査事務を担当していましたが、膨大な業務をアナログでこなす仕事の仕方だったため、どうしたら効率よく仕事ができるか考える習慣がついていました。DX人材育成コースの庁内公募制度があることを知り、1年でも早くデジタル化のスキルを身につけて効率よく仕事をしたい、そして庁内全体の生産性向上に貢献したいと思い、応募しました。
DX・業務改革は楽しい
私の今の仕事は、業務の現状調査を行い、誰の困りごとをデジタルでどう解消するのかを考えて提案することです。提案後は実装するまでの支援を行います。
和気あいあいとアイデアを出し合いながら、改革対象の業務担当者の困りごとを解決していく仕事には大変やりがいを感じています。プロジェクトの中で多くの職員との繋がりも生まれるので、それが何よりの財産となっています。
私の今の仕事は、業務の現状調査を行い、誰の困りごとをデジタルでどう解消するのかを考えて提案することです。提案後は実装するまでの支援を行います。
和気あいあいとアイデアを出し合いながら、改革対象の業務担当者の困りごとを解決していく仕事には大変やりがいを感じています。プロジェクトの中で多くの職員との繋がりも生まれるので、それが何よりの財産となっています。
DXの推進や業務改革の
ノウハウを発信していきたい
デジタルツールを上手く活用して、市民の利便性向上や職員の業務負担の軽減につなげるノウハウを、庁内向け研修等で発信していくことが目標です。こういった取り組みによって、神戸市全体のDX推進に繋がればいいなと思っています。
デジタルツールを上手く活用して、市民の利便性向上や職員の業務負担の軽減につなげるノウハウを、庁内向け研修等で発信していくことが目標です。こういった取り組みによって、神戸市全体のDX推進に繋がればいいなと思っています。