総合科学(生物・環境)

生物多様性の保全や地球温暖化の防止をはじめ、次世代エネルギーの推進、大気汚染・騒音等の公害対策、ごみの減量や資源化といった廃棄物行政など、環境問題の解決に向けて幅広く取り組んでいます。医療産業に携わる職員もおり、業務は多岐にわたります。

  • 豊かな生態系を守り、環境負荷を減らす。
    共に生きる施策を見つけ出します。

    生物多様性豊かな里山の保全やヒアリなどの外来生物対策のほか、持続可能な社会の実現のため、地球温暖化防止に関する施策を展開するのも生物職の事業範囲になります。省エネルギーの推進、太陽光やバイオマスなどの再生可能エネルギーの普及促進、世界に先駆けた水素サプライチェーンの構築、水素発電など革新的技術開発の推進にも取り組んでいます。

ピックアップ プロジェクト

  • 01

    2050年カーボンニュートラルの実現に向けて

    • 二酸化炭素の排出量急増に伴う地球温暖化が原因とされる異常気象や災害が顕在化しています。このため、2050年カーボンニュートラルの実現を目指し、「水素エネルギーや再生可能エネルギーの最大限の導入」「クリーンエネルギー自動車の普及拡大」「ZEH・ZEB等の建築物の脱炭素化」に取り組んでいきます。

    • 2050年カーボンニュートラルの実現に向けて

  • 02

    安全・安心で快適な生活環境をめざして

    騒音・振動や悪臭対策、大気汚染物質や水質汚濁物質等に係る排出抑制や監視測定等を推進することによって、安全・安心で快適な生活環境づくりに取り組んでいます。

    騒音・振動や悪臭対策、大気汚染物質や水質汚濁物質等に係る排出抑制や監視測定等を推進することによって、安全・安心で快適な生活環境づくりに取り組んでいます。

    • 大気、水質、土壌、騒音、振動、悪臭等の環境関係法令に基づく届出の受付・審査を行うとともに、工場や建設現場への立入調査や測定により、施設や規制基準の順守状況等を確認しています。
      また、市民からの苦情・相談へ迅速な対応や、事業者への適切な指導を継続的に実施することによって、安全・安心な生活環境の保全に取り組んでいます。

    • 騒音計による測定

    • 石綿(アスベスト)の測定

  • 03

    最先端医療を神戸から発信

    最先端医療の研究や開発をサポートし、市民福祉の向上、神戸経済の活性化、国際社会への貢献を行います。

    最先端医療の研究や開発をサポートし、市民福祉の向上、神戸経済の活性化、国際社会への貢献を行います。

    • 神戸医療産業都市では、理化学研究所などの研究機関、高度な医療を提供する医療機関、創薬や再生医療、医療機器の開発などを行う医療関連企業などがポートアイランドに集積。基礎研究の成果を実際に人に応用し、製品やサービスとして世の中に送り出すまでの、産業化の流れを一貫して行えるような体制を整えています。
      患者自身の細胞由来のiPS細胞を用いた網膜シート移植手術や、他人の細胞由来のiPS細胞を用いた世界初の移植手術も医療産業都市内の病院で実施しました。
      市民の方に神戸医療産業都市を広く知っていただく「一般公開」等イベントも多数行っています。

  • 04

    豊かな生物多様性を将来の世代に引き継いでいくための取り組み

    • まちを囲む海や山、郊外に広がる里山は、神戸が誇る財産です。このような豊かな自然を守り育てるため、希少種・在来種の保全、多種多様な生きものが生息する里山の再生、子どもたちへの環境教育、また、生物多様性の脅威となる外来生物の防除に取り組んでいます。2022年8月には、市民に外来生物問題を身近に感じてもらうため、自治体初の外来生物に特化した常設の啓発拠点「外来生物展示センター」を整備しました。

職員インタビュー

環境局環境都市課

令和3年度入庁
[大学卒]
(※令和3年度時点)

矢指本 哲

YASASHIMOTO TETSU

豊かな生態系を守りたい。

市民と協働し、生物多様性を守るための活動に取り組んでいるほか、ヒアリをはじめとする外来生物対策も行っています。人のせいで失われつつある生態系を守りたいと思い入庁したところ、希望通りの職場に就くことができました。神戸の自然を守るための活動にやりがいを持って取り組んでいます。

SCHEDULE

1日のスケジュール

8:30

メールチェック

9:00

外来生物の対策に関する専門家へのヒアリング

11:00

補助金等申請対応

12:00

昼食

13:00

学識経験者による生物相調査に同行

16:30

業務委託先の事業者との連絡対応

17:30

書類作成など

18:00

退庁

出勤

  • 経験重ね、迅速かつ正確な判別ができるように。

    入庁して間もない頃、港湾事業者からコンテナ内でアリを見つけたという通報がありました。ヒアリかどうかの判断が難しく、ヒアリの疑いがあるかの判別もままならなかったため、危うく誤った報告をしてしまうところでした。その後、同様の通報を何度か受け経験を積んだ結果、今では判別を迅速かつ正確にできるようになりました。

    入庁して間もない頃、港湾事業者からコンテナ内でアリを見つけたという通報がありました。ヒアリかどうかの判断が難しく、ヒアリの疑いがあるかの判別もままならなかったため、危うく誤った報告をしてしまうところでした。その後、同様の通報を何度か受け経験を積んだ結果、今では判別を迅速かつ正確にできるようになりました。

  • 市民と協働しながら
    里地里山の手入れをしています。

    里地里山における生物多様性の保全事業にも取り組んでいます。人の手が入らなくなることで環境が変わってしまうと、元々いた生物が生存できなくなり、その環境でしか生きられない生物ばかりになってしまいます。この事態を食い止めるため、地元の方々などの協力を得ながら里山整備事業を進めています。これからも「豊かな自然を持つ大都市」という神戸の魅力を引き継いでいくため、全力で業務に取り組んでいきます。

    里地里山における生物多様性の保全事業にも取り組んでいます。人の手が入らなくなることで環境が変わってしまうと、元々いた生物が生存できなくなり、その環境でしか生きられない生物ばかりになってしまいます。この事態を食い止めるため、地元の方々などの協力を得ながら里山整備事業を進めています。これからも「豊かな自然を持つ大都市」という神戸の魅力を引き継いでいくため、全力で業務に取り組んでいきます。