interview

職員インタビュー

都市局景観政策課

令和2年度入庁
(※令和5年度時点)

坂田知穂

SAKATA CHIHO

岡山出身だが、建築やデザインを志して選んだのは神戸の大学だった。やがて、気づかないうちに神戸の街のとりこになった、という彼女に聞いてみた。

キャリア紹介

  • 令和2年度 都市局景観政策課
    中央区のまちづくりを担当。三宮再整備に関わることも。 ← NOW

  • 今後のキャリアプラン
    営繕や建築行政などの異なる分野も経験したい。将来的には、大学時代に研究していたまちづくり分野に再度携わりたい。

  • 市役所の仕事は、学生時代のイメージと違っていましたか?

    大学院の修士課程で建築やデザインを専攻しました。建物のデザインを工夫すれば、エリア全体の魅力を高められるということを学んだので、そんな仕事をしたいと思っていると、「景観政策課」に配属されました。名前だけをみると希望どおりの職場でした。
    ところが、仕事の中身は学生時代にイメージしていたものとだいぶ違っていました。ずっと複雑で、奥が深いモノだったのです。
    私の担当は、これからバスターミナルやJRの駅ビルができていく三宮というホットなエリア。民間企業のビルの建設計画をつくるときにデザイン面からの助言をするのですが、例えば、三宮と旧居留地では、距離は近いのに街の特色がかなり違うので、異なった助言になるのです。あと、私たちの一存ではなく、大学教員や実務経験のある専門家の話を聴きながら進めます。建物の形を少し変えるだけでも、関係者が大勢いて、かなり奥が深い仕事だと感じています。

    大学院の修士課程で建築やデザインを専攻しました。建物のデザインを工夫すれば、エリア全体の魅力を高められるということを学んだので、そんな仕事をしたいと思っていると、「景観政策課」に配属されました。名前だけをみると希望どおりの職場でした。
    ところが、仕事の中身は学生時代にイメージしていたものとだいぶ違っていました。ずっと複雑で、奥が深いモノだったのです。
    私の担当は、これからバスターミナルやJRの駅ビルができていく三宮というホットなエリア。民間企業のビルの建設計画をつくるときにデザイン面からの助言をするのですが、例えば、三宮と旧居留地では、距離は近いのに街の特色がかなり違うので、異なった助言になるのです。あと、私たちの一存ではなく、大学教員や実務経験のある専門家の話を聴きながら進めます。建物の形を少し変えるだけでも、関係者が大勢いて、かなり奥が深い仕事だと感じています。

  • 仕事はおもしろいですか?やりがいは感じるのでしょうか。

    法律や条例に基づいた法的強制力のある規制を行う業務もあるのですが、私が今やっている仕事は、それとは違います。あくまで民間事業者の動きを誘導するものです。
    実は、地域によっては、住んでいる人やお店をやっている人たち自身で、屋外の広告や夜間の照明のルール・建物のルールをつくっています。街への熱い思いの表れですね。でも、法律のような明確なルールというわけではありません。例えば、「風格がある」とか、「この街の個性に合わせた」という決まりなので、人によってOKなものがNGになったりするのです。そんな話を聞きながら調整をします。「調整」というと、きれいに聴こえますが、実際に丁々発止のやり取りでお互いの妥協点を探りだすものです。そんなときこそ仕事をしているという実感がありますね。これがもしかすると「やりがい」なのかもしませんね。

    法律や条例に基づいた法的強制力のある規制を行う業務もあるのですが、私が今やっている仕事は、それとは違います。あくまで民間事業者の動きを誘導するものです。
    実は、地域によっては、住んでいる人やお店をやっている人たち自身で、屋外の広告や夜間の照明のルール・建物のルールをつくっています。街への熱い思いの表れですね。でも、法律のような明確なルールというわけではありません。例えば、「風格がある」とか、「この街の個性に合わせた」という決まりなので、人によってOKなものがNGになったりするのです。そんな話を聞きながら調整をします。「調整」というと、きれいに聴こえますが、実際に丁々発止のやり取りでお互いの妥協点を探りだすものです。そんなときこそ仕事をしているという実感がありますね。これがもしかすると「やりがい」なのかもしませんね。

  • 海、山、街がある神戸を舞台に働くという意味は?

    高校まで岡山で、大学が神戸でした。そのときに神戸の海、山、街の魅力のとりこになってしまいました。
    東京や大阪に比べるとこじんまりしています。もし空から神戸を見ることができるのなら、元町、ハーバーランド、山本通、岡本、板宿といった、小さな個性ある街が隣り合っている。それを海と山が囲んでいる。そんなふうに見えるのではないでしょうか。
    この街を暮らしやすく、楽しめるように、海と山といった自然の景色を守るのが私の仕事です。とても満足しています。
    ただ、建築の勉強をしたので、どこかのタイミングで法律による規制をする部署に配属されると思います。そういう仕事にも挑戦して、多角的に街を眺められるようになりたいです。

    高校まで岡山で、大学が神戸でした。そのときに神戸の海、山、街の魅力のとりこになってしまいました。
    東京や大阪に比べるとこじんまりしています。もし空から神戸を見ることができるのなら、元町、ハーバーランド、山本通、岡本、板宿といった、小さな個性ある街が隣り合っている。それを海と山が囲んでいる。そんなふうに見えるのではないでしょうか。
    この街を暮らしやすく、楽しめるように、海と山といった自然の景色を守るのが私の仕事です。とても満足しています。
    ただ、建築の勉強をしたので、どこかのタイミングで法律による規制をする部署に配属されると思います。そういう仕事にも挑戦して、多角的に街を眺められるようになりたいです。

  • 民間企業でなく自治体で働く魅力を教えてください。

    建築が好きだったので、就職先は民間企業も良いと考えていました。本当に最後の最後まで悩んでいましたね。住宅メーカーからも内定をもらっていたので。
    でも行政を選んだのは、いろんなことに携われるのではと考えたからです。民間だと単体の建物をつくって終わりです。ところが、行政であれば街全体を見る、もっと視座の高いところから仕事ができます。
    特に担当している中央区では三宮再整備など高層建築の計画が複数あります。各建物のランドマーク性も一定重要ですが、街全体で見た際の連続性や調和も考慮して、地域特性に合わせた神戸らしい景観形成を目指して誘導を行っています。
    実際入庁してみて、私の選択は間違っていなかったと思っています。

    建築が好きだったので、就職先は民間企業も良いと考えていました。本当に最後の最後まで悩んでいましたね。住宅メーカーからも内定をもらっていたので。
    でも行政を選んだのは、いろんなことに携われるのではと考えたからです。民間だと単体の建物をつくって終わりです。ところが、行政であれば街全体を見る、もっと視座の高いところから仕事ができます。
    特に担当している中央区では三宮再整備など高層建築の計画が複数あります。各建物のランドマーク性も一定重要ですが、街全体で見た際の連続性や調和も考慮して、地域特性に合わせた神戸らしい景観形成を目指して誘導を行っています。
    実際入庁してみて、私の選択は間違っていなかったと思っています。