港湾局振興課
平成30年度入庁
(※令和5年度時点)
原戸健生
HARATO TAKEO
彼が指名したインタビュー場所は、メリケンパークにあるスターバックスの前。そこが職場だと言うのです。市役所の職員たちは、彼のことを「花火担当」と呼んでいます。
平成30年度 建設局総務課
建設局の予算・決算・会計検査総括
令和3年度 港湾局振興課
花火イベントなどウォーターフロントの賑わいづくり ← NOW
今後のキャリアプラン
国際的な大規模イベントの誘致・開催を企画していきたい。
採用から6年目ですが、市役所でどんな仕事をしましたか?
最初の仕事は、建設局という部局の予算や議会の対応をとりまとめる経理の仕事です。とにかく覚えることが多くて、基本的なことを勉強するだけでも時間がかかりました。ただ市役所で働いている以上、どこに行っても必要になる知識を一番最初に学べたのは幸せだと感じています。
3年前に異動があり今は港湾局で働いています。私の主戦場はこのメリケンパーク。BE KOBEモニュメントが有名で、スターバックスもいつも賑わっていますが、この場所をもっと笑顔で一杯にするのが私の仕事です。
それともう一つ、ちょうどここから眺めることになる海上花火イベントも担当しています。コロナ前は例年、8月上旬に大規模な花火大会が開かれていましたが、昨年から猛暑を避けた10月に開かれる5日間連続の花火イベントに姿を変えました。
最初の仕事は、建設局という部局の予算や議会の対応をとりまとめる経理の仕事です。とにかく覚えることが多くて、基本的なことを勉強するだけでも時間がかかりました。ただ市役所で働いている以上、どこに行っても必要になる知識を一番最初に学べたのは幸せだと感じています。
3年前に異動があり今は港湾局で働いています。私の主戦場はこのメリケンパーク。BE KOBEモニュメントが有名で、スターバックスもいつも賑わっていますが、この場所をもっと笑顔で一杯にするのが私の仕事です。
それともう一つ、ちょうどここから眺めることになる海上花火イベントも担当しています。コロナ前は例年、8月上旬に大規模な花火大会が開かれていましたが、昨年から猛暑を避けた10月に開かれる5日間連続の花火イベントに姿を変えました。
仕事でやりがいを感じることはありますか?
2022年から開催している花火イベントは、10分間の本格的な花火を、ポップスやジャズなどいろいろな音楽と競演させるもので、毎日1.5万人ほどの来場者があります。
はっきり言って、準備は大変でした。コロナ前の例年の花火イベントの資料は残っているのですが、音楽と花火をどうやって合わせるのか、5日間のプログラムをどうするのかは、花火師さんを含む関係者らと相談しながら、進めなければなりません。でも、最後は「前例がなければ、逆に自由にできる」と割り切りました。
イベント当日、このメリケンパークに私はいました。最後の花火が打ちあがったあとに、観客たち全員が拍手をするのです。感動した気持ちを表しただけなのですが、私には自分への感謝の拍手のように感じられ、目頭が熱くなりました。
2022年から開催している花火イベントは、10分間の本格的な花火を、ポップスやジャズなどいろいろな音楽と競演させるもので、毎日1.5万人ほどの来場者があります。
はっきり言って、準備は大変でした。コロナ前の例年の花火イベントの資料は残っているのですが、音楽と花火をどうやって合わせるのか、5日間のプログラムをどうするのかは、花火師さんを含む関係者らと相談しながら、進めなければなりません。でも、最後は「前例がなければ、逆に自由にできる」と割り切りました。
イベント当日、このメリケンパークに私はいました。最後の花火が打ちあがったあとに、観客たち全員が拍手をするのです。感動した気持ちを表しただけなのですが、私には自分への感謝の拍手のように感じられ、目頭が熱くなりました。
海、山、街の全てが仕事になるというのはどう思いますか?
あ、それならつい最近、体験しましたよ。メリケンパークの平日の夜がさみしいという声があったので、それなら「焚火(たきび)」をしましょうと、私は職場で提案したのです。実はメリケンパークは火気厳禁。ですが、焚火をしたいという人たちがいたのです。なので、安全性を確保できるのか実証する実験的なイベントを一度やってみようと思い付きました。
ところが、焚火をするのに「薪(まき)」がいります。すると、環境局の職員から北区の里山に切り倒した大木があるので、薪割を手伝ってくれたら持って帰っていいよと連絡がありました。これはチャンスと、私自身が薪割の機械を操作して、たくさんの薪を手に入れました。本番に向けて今から楽しみにしています。山で手に入れた材料で、海と街に囲まれたメリケンパークでイベントをする。キャッチコピーどおりですね。
あ、それならつい最近、体験しましたよ。メリケンパークの平日の夜がさみしいという声があったので、それなら「焚火(たきび)」をしましょうと、私は職場で提案したのです。実はメリケンパークは火気厳禁。ですが、焚火をしたいという人たちがいたのです。なので、安全性を確保できるのか実証する実験的なイベントを一度やってみようと思い付きました。
ところが、焚火をするのに「薪(まき)」がいります。すると、環境局の職員から北区の里山に切り倒した大木があるので、薪割を手伝ってくれたら持って帰っていいよと連絡がありました。これはチャンスと、私自身が薪割の機械を操作して、たくさんの薪を手に入れました。本番に向けて今から楽しみにしています。山で手に入れた材料で、海と街に囲まれたメリケンパークでイベントをする。キャッチコピーどおりですね。
民間企業を就職先に考えている学生にもし声を掛けるなら?
公務員は「お堅い仕事」をするイメージがあります。何かルールがあってその通りに立ち振る舞いをしないといけないような。ですが、私のような若い職員が提案したことが、スッと承認されて、実現することもよくあります。神戸市は大企業よりずっと柔軟ではないでしょうか。もちろん上司に恵まれているとは思いますが。
あと、神戸市は異動により、退職するまでに様々な業務を幅広く経験すると、大学生のときから聞いていました。実際に働いてみると、そのとおりです。でも、様々なことに興味をもって、すぐに没頭する私の性分にはぴったりでした。
これまでは、局の予算・決算・会計検査総括、花火イベントなどウォーターフロントの賑わいづくりなどの業務を経験してきました。今後は、国際的な大規模イベントの誘致・開催などの業務にも携わってみたいと思っています。様々な業務を経験でき、新鮮な気持ちで働き続けることができる環境は神戸市ならではないでしょうか。
公務員は「お堅い仕事」をするイメージがあります。何かルールがあってその通りに立ち振る舞いをしないといけないような。ですが、私のような若い職員が提案したことが、スッと承認されて、実現することもよくあります。神戸市は大企業よりずっと柔軟ではないでしょうか。もちろん上司に恵まれているとは思いますが。
あと、神戸市は異動により、退職するまでに様々な業務を幅広く経験すると、大学生のときから聞いていました。実際に働いてみると、そのとおりです。でも、様々なことに興味をもって、すぐに没頭する私の性分にはぴったりでした。
これまでは、局の予算・決算・会計検査総括、花火イベントなどウォーターフロントの賑わいづくりなどの業務を経験してきました。今後は、国際的な大規模イベントの誘致・開催などの業務にも携わってみたいと思っています。様々な業務を経験でき、新鮮な気持ちで働き続けることができる環境は神戸市ならではないでしょうか。