interview

職員インタビュー

建設局駅前魅力創造課

平成29年度入庁
(※令和5年度時点)

赤池直樹

AKAIKE NAOKI

大学院を一時休学してインドで働いたという異色な経歴を持つ彼は、長田区役所で借りたという謎の猫除けグッズを持ってインタビュー場所に現れた。自宅で試したのだという。チャレンジ精神が旺盛なのは間違いない。

キャリア紹介

  • 建設コンサルタント
    土地区画整理事業に関連する道路などインフラの計画や設計

  • 平成29年度 建設局道路計画課
    高速道路整備に関する関係者調整

  • 平成31年度 建設局西建設事務所
    道路や河川改修の設計、工事監督

  • 令和4年度 建設局駅前魅力創造課
    駅前リノベーションの計画、設計 ← NOW

  • 自分自身のキャリアプランをどう描いているのか教えてください。

    大学と大学院で、都市や公園、広場における空間をどうつくるのかという「ランドスケープデザイン」という分野を勉強しました。
    いまは神戸駅や兵庫駅の駅前を、将来どのような空間にするのか検討するのが仕事。勉強していた分野と重なっていてうれしいです。ですが、今後異動することがあるのなら、例えば広報の仕事のようにこれまでとは全く異なった分野の職場を希望しています。
    というのは、駅前の再整備計画を住民などに説明するとき、見せ方がとても大事だと感じました。それ次第で、良い反応をもらえたり、逆に誤解をさせたりするからです。広報部門で見せ方をしっかり勉強してノウハウを蓄積できれば、次に自分の好きな「ランドスケープ」の仕事をするときに役立てられるのではと考えています。

    大学と大学院で、都市や公園、広場における空間をどうつくるのかという「ランドスケープデザイン」という分野を勉強しました。
    いまは神戸駅や兵庫駅の駅前を、将来どのような空間にするのか検討するのが仕事。勉強していた分野と重なっていてうれしいです。ですが、今後異動することがあるのなら、例えば広報の仕事のようにこれまでとは全く異なった分野の職場を希望しています。
    というのは、駅前の再整備計画を住民などに説明するとき、見せ方がとても大事だと感じました。それ次第で、良い反応をもらえたり、逆に誤解をさせたりするからです。広報部門で見せ方をしっかり勉強してノウハウを蓄積できれば、次に自分の好きな「ランドスケープ」の仕事をするときに役立てられるのではと考えています。

  • 今の仕事はおもしろいですか。いつそんなふうに感じるのでしょうか。

    とてもおもしろいのですが、逆にしんどい点もたくさんあります。というのは、良くも悪くも目立つ仕事だからです。駅前のバス停をどうするとか、駐輪場をどこに置くなどは、その地域の人たちの生活をダイレクトに変化させます。使いやすくなったと言われたり、逆に不便になったとお叱りの声を耳にしたりして、評価の明暗がはっきりするのが特徴です。それが、おもしろくもあり、ちょっと怖い部分でもありますね。
    大学院を出たあとに、建設コンサルタントで働いていたことがあります。そのときは自治体がお客さんで、区画整理や再開発のお手伝いをする仕事でした。今と真逆の立場です。
    神戸駅や兵庫駅の周辺をどうするというアイデアを最初に考えるのが私で、それを上司にも相談しながら、建設コンサルタントにもサポートしてもらいながら、最終的な絵を描いていくのですが、最後も自分達で決められます。最初と最後をしっかり押さえられる今の仕事は、達成感という意味ではこの上ないです。

    とてもおもしろいのですが、逆にしんどい点もたくさんあります。というのは、良くも悪くも目立つ仕事だからです。駅前のバス停をどうするとか、駐輪場をどこに置くなどは、その地域の人たちの生活をダイレクトに変化させます。使いやすくなったと言われたり、逆に不便になったとお叱りの声を耳にしたりして、評価の明暗がはっきりするのが特徴です。それが、おもしろくもあり、ちょっと怖い部分でもありますね。
    大学院を出たあとに、建設コンサルタントで働いていたことがあります。そのときは自治体がお客さんで、区画整理や再開発のお手伝いをする仕事でした。今と真逆の立場です。
    神戸駅や兵庫駅の周辺をどうするというアイデアを最初に考えるのが私で、それを上司にも相談しながら、建設コンサルタントにもサポートしてもらいながら、最終的な絵を描いていくのですが、最後も自分達で決められます。最初と最後をしっかり押さえられる今の仕事は、達成感という意味ではこの上ないです。

  • あなたにとって「神戸の難問」は何だと思いますか?

    神戸駅の駅前をどうするのかの方向性を検討するときに、「近代建築の伝統ある駅舎」「湊川神社の最寄り駅」というキーワードの段階だと、誰もがほぼ同じものを思い浮かべます。ところが、それを踏まえた駅前広場のデザインを考えましょうと形で示すと、10人いれば、10通りの案が出てくるのです。どれが正解で、どれが不正解というのがない。これが空間づくりの難しいところです。
    そんななかで、住民たちに完成予想図で説明しながら話を聞きます。さらに周辺の関係者とうまく調整をして、工事を経て駅前広場が完成する。でも、その段階で、とても良くなったねと言ってもらえなければ、仕事としての合格点はもらえません。けっこうな「難問」だなと思いながら、仕事に挑んでいます。

    神戸駅の駅前をどうするのかの方向性を検討するときに、「近代建築の伝統ある駅舎」「湊川神社の最寄り駅」というキーワードの段階だと、誰もがほぼ同じものを思い浮かべます。ところが、それを踏まえた駅前広場のデザインを考えましょうと形で示すと、10人いれば、10通りの案が出てくるのです。どれが正解で、どれが不正解というのがない。これが空間づくりの難しいところです。
    そんななかで、住民たちに完成予想図で説明しながら話を聞きます。さらに周辺の関係者とうまく調整をして、工事を経て駅前広場が完成する。でも、その段階で、とても良くなったねと言ってもらえなければ、仕事としての合格点はもらえません。けっこうな「難問」だなと思いながら、仕事に挑んでいます。

  • 前職の建設コンサルタントと市役所での仕事の違いを教えてください。

    建設コンサルタントのときは、どう説明したら良いのか表現しにくいのですが、すごく直線的に仕事を捉えていたと思います。計画を立てて設計していく段階で、請け負っている範囲の中で、その先にある施工のことを常に考える思考回路に陥っていました。
    逆に市役所の立場で仕事をすると、もっと広い視野を持てるようになりました。駅前広場であれば、何よりそこを使う住民や近くでお店をしている人たちが、どう使ってくれるだろうか、完成するまでの間もワクワクしながら待ってくれているのだろうかを気にするようになりました。
    あと、両方の立場を経験してよかったこともあります。それは、コンサル側がどんな過程を踏んで絵を描いてくるのか分かるので、キャッチボールの数が少なく、手早く仕事が進められていることです。
    今は、前職の経験を最大限活用しながら、より大きなスケールで業務できており、非常に楽しいですね。

    建設コンサルタントのときは、どう説明したら良いのか表現しにくいのですが、すごく直線的に仕事を捉えていたと思います。計画を立てて設計していく段階で、請け負っている範囲の中で、その先にある施工のことを常に考える思考回路に陥っていました。
    逆に市役所の立場で仕事をすると、もっと広い視野を持てるようになりました。駅前広場であれば、何よりそこを使う住民や近くでお店をしている人たちが、どう使ってくれるだろうか、完成するまでの間もワクワクしながら待ってくれているのだろうかを気にするようになりました。
    あと、両方の立場を経験してよかったこともあります。それは、コンサル側がどんな過程を踏んで絵を描いてくるのか分かるので、キャッチボールの数が少なく、手早く仕事が進められていることです。
    今は、前職の経験を最大限活用しながら、より大きなスケールで業務できており、非常に楽しいですね。